深よみしすぎでちょんちょん

昨夜、たまちゃんハウスの3巻が届きました。
たまちゃんハウス 3 (クイーンズコミックス)
ぐっとくるところがあった、たまこの気持ちで。こういう女の子にとっても弱いんだ、あたしは。また、上方落語の話も満載でとても楽しめた。ともじ歩さん、帰国後にお貸ししますよ。そして、ちりとてファンのnakagawaさんにもおススメしたい漫画なんだなあ。火消し屋小町(の原作者でもありマス)で、NHKつながり(池脇千鶴でドラマやった)でもあるし。のだめ好きのご家族にはぴったりかと。


■今日の晩ごはん  ▲新高円寺食堂
しょうが焼き(キャベツの百切り)/ポテトサラダ(ゆで卵入り)/里芋とワカメのみそ汁/赤ワイン

日中、みんちゃんから「ライフ・オブ・ブライアン」が本日届くとの連絡が。夜は鑑賞会となるはずなので、赤ワインを買った。ぼろぼろの画質のをちょっと見たことあったけど、つらくて全部見れなかったのよね。1回目は日本語版にて。モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン 完全版 [DVD]
通して見て、すごくせつなくなってしまった。「人生狂騒曲(ミーニング・オブ・ライフ)」みたいに、「明るい人生設計」をエロでグロでナンセンスに茶化したのは心底楽しめるんだけど。ブライアンのほうはヒトの心根のところ、何かにすがりたいとか、熱狂したいとか、支配したいとか、さまざまな欲望とか、群衆になったときのおそろしさとか、宗教にとどまらない部分を扱っているからかもしれない。この映画がつくられたときも、映画の舞台となってる大昔も、そして今の世界でもまったく変わっていないんだなあ、特に今の日本とかは。当てはめると、しみじみとつらくなってしまう。また、宗教に対してもっと想いやら知識があれば、違った見方になるのかもしれないけど、あたしゃ疎いので人間そのものとして見てしまった。
だからこそ、最後の歌「Always Look On The Bright Side Of Life」が心にしみて、ちびっと涙したりする。あたしはパイソンズをアイドルのように好きなので、好意的に見すぎなのかもしれないけど、この人たちは根本的に人間への愛情があるんだって思ってるから。表面だけ拾って茶化しているのではなく(こういう笑いが最近多い)、じっくり見て考えて、クレバーな人々のクセにアホで面白いことを真剣に作ってるんだなと感じるから。そんなことを思い、見終わったあと色々と考えまくって暗くなってしまったのであった。『まー、深読みしすぎちゃって、このぅ、ちょんちょん』なんて作った人々から言われちゃうかもしれないけどさ。ま、冷静になってから、字幕や特典のインタビュー映像などじっくり見ようと思う。
あー、でも本編に一瞬登場したジョージ、かっこよかったな。33 1/3と慈愛の間くらいの時期か、衣装が似合っていてドキドキ。一応、「ハロー」っていってるんだけど、吹き替えでは何もしゃべってないような感じに(笑)。誰が声をあてたのか、興味あったんだけども。