オサレな店で送別会

通勤中、富士日記を読み続ける日々。上・中・下とあるので、のんびりと。そういえば、こういうタイプの本を昔読んだなあと考えていて、庄野潤三だと思い至った。昔、最初に勤めた会社を辞めて、ぷらぷら(一応、仕事はしていたが)過ごしていたころ、図書館でよく借りて読んでいた。あの頃から、随分違うところに来てしまった気がする。良いことも悪いことも、今の自分だ。

さて、仕事は原稿書き。患者さん向けのものだが、ページ数も構成も全く白紙。どうすれば分かりやすいかな、この項目は入れたほうがいいかな、これじゃあ内容が難しすぎる・・・などと一日アタマをひねって書いていた。


夜は、一緒に仕事をしてたクライアントお二人の送別会的な集まりに同僚と。お二人は会社の早期退職プログラムにのっかって年末で辞めたのだった。長い付き合いということもあって、落ち着いてきたこの時期にセッティング。品川の晴レノ空ノ下というお店。こじゃれていて、お料理も美味しい。・・・だけど、

・もうちょっと料理のボリュームがあるほうがいいなあ>先日の食堂で胃がでかくなったのか。お魚とかこの倍食べたかった!!ちまちま、お酒と一緒に頂くのはちょうどいい分量かもしれない。
・隠れ家的だけど4人にあのスペースは狭いかと。>二人でしっぽりというデート的な店としてはピッタリだが
・コースでお決まりなのも個人的にあまり好きでなかった>これは店の回転をよくするためと思われる
・お酒は品揃えも多いし、焼酎の氷は丸く美しいが、この倍飲みたい(爆)
・サービスの男性のキーワードは、メガネ・ヒゲ・長身か。いまどきの「イケメン(死語?)」だが、美容院か深夜のバーのようであった。フロントの男性はすっきり感じがいい人であったが。

とまあ、ウチラで検索して初めて行った店だが色々と思うところもあり。今時のオシャレでこじんまりとしたきれいな料理で、女性に受けそうで、デートにもという「丸の内」的な店。いかに自分がガッツリ親父な店にとっぷり漬かっているか分かった気がした。うーん、予約取れなかったアトレの中のオイスターバーのほうがワイワイ楽しくできたろうなあ。

いろんな思い出話やこれからの展望、いた会社の暴露話などで盛り上がる。あまり飲まない人もいたので、お酒はひかえめ。もう1件、コーヒーでもと思うが、品川駅港南口にはパッと入れる適当な店がなく、結局プリンスホテルの最上階のバーに行くことになった。初めてプリンスに上ったが、まあすごい夜景。窓に向かってずらずらとソファー席が並ぶ。「まさにくどきスポットだ」だの「この面子では無駄にムーディー」などと笑いつつ、夜景で1杯。さわやかに解散しました。お二人のこれから良い道でありますよう。